くるくるレインボーは、私が2002年に、それまであった工作を発展させ、作ったおもちゃです。
雑誌「母の友」に紹介していただいた時には、こんな風に表現していただきました。
"棒をくるっと開店させると光沢のあるテープがフワーッと広がって、シャボン玉のような形になるおもちゃがあります。
棒の回し方によっては、テープが円盤型やひょうたん型に変化して見あきることはありません。
「くるくるレインボー」と名づけられたこの手作りおもちゃは、人から人へ手渡すような形で日本全国に広がっています。"
これまでも、子どもから大人まで多くの方に遊び、喜んでもらいました。
これからもぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思っています。
●くるくるレインボーができるまで
くるくるレインボーができるまでのことを、以前にA新聞の方が取材してまとめてくださいましたので、そのまま紹介します。
"
「くるくるレインボー」づくりを梅本さんが思い立ったのは2002年秋です。
その年の8月に脳動脈瘤を手術。休養のため、地域の子どもや保育・教育関係者に工作や手品などを教える活動を、半年間休んでいたときです。
ふと手にした10センチ足らずのくるくる回すおもちゃを見て、丈夫なものにと改良を思いつきました。
オーロラテープを使い、長く、細くしたら「すごい!大きいシャボン玉みたいと自分で感動」。
テープの長さを27センチにしたり、竹ひごの一番上と5.5センチの所をビーズ玉で止めたり・・・。
数百個もつくり、友人も協力してくれ、今の形にたどりつきました。"
記事でも紹介しているように、「くるくるレインボー」はもともとあった工作が元なのですが、素材を変え、形を変え、大きさを変え、様々な試行錯誤を繰り返してできたものです。
また、多くの愛好家からもアイデアが寄せられ、日々、進化を続けるおもちゃでもあります。
●くるくるレインボーの知的所有権について
「くるくるレインボー」は、特許、実用新案の知的所有権を得ていません。
これは、作者である梅本の考えによるものです。
だって、考えてみてください。ビー玉やおはじき、メンコ、ベーゴマなどの子供のおもちゃに誰が権利を主張するでしょうか。
おもちゃは子供のためのもの、おもちゃを作ったり、売ったりすることを商売にすることは否定しませんが、独占してたくさんの子供が遊ぶことを妨げるのは、大人としてやってはいけないことだと考えています。
ですので、知的所有権の申請を行わなかったのです。
将来、こどものおもちゃのひとつに「くるくるレインボー」が数えられるように、いろいろな人や会社の方に、趣味として、ビジネスとして作っていただきたいと思っています。
ただし、ふたつお願いがあります。
ひとつは、しっかりしたものを作って欲しいということです。
「くるくるレインボー」は子供のおもちゃですから、子供が少しくらい乱暴に遊んでも壊れないようにしていただきたいのです。
もうひとつは、誰であれ、このおもちゃを独占しようとしないで欲しいということです。先ほども書きましたとおり、子供の遊びを独占するのは大人のすることではありません。
どうぞご理解いただきますよう、お願いいたします。
※ 商標登録について
上に書きましたとおり商品を独占するつもりはありませんが、他の方に独占されることを防止する意味で「くるくるレインボー」の名称の商標登録だけはさせていただいております。
梅本が作成している「くるくるレインボー」には梅の花の形の「梅シール」を使っています。